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ITABASHI STATION DC

お知らせ

知覚過敏について

こんにちは、板橋ステーション歯科の歯科衛生士の長谷川です。

 

 

最近、歯がしみると来院される患者様が多数いらっしゃいます。

冷たいものを口に含んだ時にツンとしみたり、歯磨きの際にピリッと痛みを感じたり、みなさんも一度は経験されたことがないでしょうか。

むし歯はないのに起こるこのような症状を『知覚過敏』といいます。

痛みは一過性で、刺激がなくなると痛みもなくなりますが、ときには歯みがきに支障をきたすほどの痛みをともなう場合もあります。

 

 

この『知覚過敏』、一体どのようにして起こるのでしょうか。

痛みが起こる場所は、歯肉が下がり露出した歯の根の部分(歯根部)です。

本来歯肉からみえている歯の表面は、エナメル質という体の中で一番硬い組織で覆われています。

しかし歯根部の表面にエナメル質はなく、エナメル質の下に存在する象牙質が露出します。

この象牙質には、内部(神経や血管で構成される歯髄)に向かって象牙細管と呼ばれる細い管が通っています。

歯みがきや温度、擦過、冷風などの刺激があると、象牙細管内を満たしている内容液が移動し、内部の歯髄神経を直接刺激することで痛みが生じます。

そのため歯肉が下がった部分は、しみたり痛みが生じやすいのです。

 

 

では、なぜ歯肉が下がってしまうのでしょうか。

歯肉が下がる『歯肉退縮』にはいくつかの原因があります。

 

  1. かみ合わせの異常
  2. 歯周病の進行
  3. 誤った歯みがき
  4. 加齢

 

原因によって予防・対処法が異なってきますので、まずは歯科医院で診査をしてもらいましょう。

症状が続くようであれば、適切な処置と指導を受けましょう。

一過性の痛みでも、それがひどくなったり継続したりすると、痛みのせいで歯みがきが困難になりプラーク除去が不十分になります。

その結果、むし歯や歯周病を誘発したり進行させます。

 

歯科医院で行う処置には次のようなものがあります。

  • フッ化物塗布をすることで、象牙質の再石灰化を促進して象牙細管の開口部の狭窄・封鎖を促進する。
  • 象牙質の表面にコーティング剤を塗布したり、レジン充填を行うことで刺激を遮断する。
  • 原因となるかみ合わせを調整する。ご自宅でも出来るセルフケアとして、歯をみがくときには以下の4つに気をつけましょう。
  1. 力を入れすぎないようにしましょう
  2. 歯ブラシを大きく動かさないようにしましょう
  3. 歯肉退縮が起きている場合、歯の根元付近のプラークをていねいに取り除きましょう
  4. 知覚過敏予防歯みがき剤を使いましょう

 

気になることがありましたら、お気軽にご相談くださいね。

板橋駅直結の歯医者【板橋ステーション歯科】土日も診療

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口腔内にも現れる金属アレルギー

こんにちは、板橋ステーション歯科の茂木です。

少しずつ暖かい日が増えてきましたね。

コロナ禍でお出かけ出来ないのが残念です。

まだ寒暖差もありますので、皆さま体調を崩されないようにお気をつけください。

 

今回は金属アレルギーの方の歯科治療についてお話ししたいと思います。

わたしも金属アレルギーなので、同じように悩まれてる方や金属アレルギーの検査方法などご説明させていただきます。

 

一般的に“金属アレルギー”と聞くと指輪やピアス、ネックレスなどのアクセサリーやベルトのバックルなどの金属部分でかぶれたり、皮膚がかゆくなるイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。

このような金属アレルギーは金属が触れている部分にわかりやすく症状が出るので、ご自身で気づきやすいですが、中には金属アレルギーを起こしても気づきにくい例もあります。

それが“歯科金属アレルギー”です。

近年、アレルギー体質の人が増加傾向にあると言われていますが、金属アレルギーもその1つです。

歯科では、特に保険治療において、銀歯や銀の詰め物、入れ歯の金具などの材料として金属が使われることが多いのですが、実はそれが原因でアレルギーを引き起こすことがあります。

ただ、症状の出方が金属のアクセサリーなどによるかぶれのような分かりやすい形で出てこないため、歯科金属がアレルギーを起こしていると思われていない例も少なくありません。

歯科金属アレルギーはお口の中に出る症状とお口以外の全身に出る症状があると言われています。

全身に出る症状は、口とはまったく関係がないところに出ることから、歯科金属アレルギーだと分かりづらく、皮膚科の治療を受けても改善しないで苦しんでしまう場合があります。

 

*口・口周辺に出る歯科金属アレルギーの症状*

・粘膜の炎症、ただれ

歯科金属が接している粘膜が炎症を起こしたり、ただれたりというような炎症が起きることがあります。

口内炎が頻繁に出来ることもあり、唇や口角に炎症が出ることもあります。

口内の粘膜に白い線状や網目のような模様が現れ、その周辺が赤くただれた状態になる

扁平苔癬(へんぺいたいせん)を作ることもあります。

・味覚異常

お口の中にアレルギー反応が起きて、舌の表面の味覚受容体がダメージを受けると、

味覚を正常に感じられなくなる

“味覚異常”を起こすこともあります。

 

*全身に出る歯科金属アレルギーの症状*

・掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)

歯科金属の中でも特に保険で使用される金属は、唾液中にイオン化して溶け出しやすい性質を持っています。

イオン化した金属が体内に取り込まれて、体内のたんぱく質と結合しアレルゲンとなり、汗を特にかきやすい手のひらや足の裏にアレルギー症状を起こすことがあります。

これは掌蹠膿疱症と呼ばれ、手のひらや足の裏にかゆみを伴い、多数の水疱や膿の袋が現れては潰れるというのを繰り返します。

・接触性皮膚炎、湿疹

全身の皮膚のあちこちで接触性皮膚炎や湿疹をおこすこともあります。

 

歯科金属がお口の中に入っていても、まったく症状が出ないという場合はもちろんたくさんあります。

ですが、今症状がなくても、将来的に金属アレルギーが出ることはあり得るのです。

歯科金属を避けるためには、金属をなるべく使用しないというのが1番確実な方法です。

例えば、小さい虫歯なら保険の白い樹脂(プラスチック)で治療を行い、保険の樹脂で補えない部分は金属の代わりに体に無害なセラミックやハイブリットを使う、入れ歯も金属を使用しない物にするなど方法はあります。

 

歯科金属アレルギーがあるかどうかは、皮膚科でパッチテストを受けることで調べることができるので、気になる方は1度調べてみてはいかがでしょうか。

診断結果をもとに治療方法を先生にご相談頂いても大丈夫ですし、

その他不安なことなどありましたら、お気軽にご相談くださいね。

 

次回は当院の詰め物や被せ物の種類や特徴をご紹介したいと思います。

 

 

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ホワイトニングについて

こんにちは。

板橋ステーション歯科の歯科衛生士の鎌込です。

 

今回はホワイトニングについてお話したいと思います。

歯のホワイトニングとは、歯に薬剤を塗布し反応させて科学的に歯を白くしていく処置のことです。

普段よくお茶やコーヒーを飲んだり、喫煙されてる方は歯の表面が着色してきます。

その場合は、歯の表面をクリーニングして着色を落とすことができます。

しかし、クリーニングを行っても取れないない歯の内在性の着色や、元々の歯の黄色味が気になるような方はホワイトニングを検討してみてはいかがでしょうか?

 

ホワイトニングをすることで、自分の歯を白くすることができます。

しかし、ホワイトニングで白くできるのはご自身の歯のみです。

例えば、被せ物の歯であったり、むし歯を削ってプラスチックの詰め物を詰めている部分などは白くなりません。

したがって、ホワイトニングをすることで自分の歯が白くなり、逆に昔詰めていたプラスチックや被せ物が黄色くみえて目立ってしまうことがあります。

ホワイトニングをする前に事前にご相談ください。

ホワイトニングには大きくわけて2つの種類があります。

歯科医院で行うオフィスホワイトニングとご自宅で行ってもらうホームホワイトニングの2種類です。

 

 

*ホームホワイトニング*

 

ホームホワイトニングとはご自宅でできるホワイトニングです。

歯科医院で型取りをして専用のマウスピースを作成し、ホワイトニングジェルを入れて、12時間ほど装着し、歯を白くしていく方法です。

「歯を白くしたいが歯科医院に通うのは苦手」という方にはホームホワイトニングがお勧めです。

ホームホワイトニングはご自身のペースで進めることができます。

そして、色戻りがしにくいことが特徴です。

しかし、ホワイトニングの効果が現れるまでは少し時間がかかるのですぐ白くしたい方にはオフィスホワイトニングのほうがお勧めです。

 

ホームホワイトニングはまずカウンセリングをして型取りを行います。

そして、次に来院されたときにホームホワイトニング専用のマウスピースとホワイトニングジェルをお渡しします。

その後、ご自宅でホームホワイトニングを開始していただきます。

当院では、27500円で行うことができます。

 

*オフィスホワイトニング*

 

オフィスホワイトニングは歯科医院で行うホワイトニングです。

ご自宅で行うホームホワイトニングより漂白力の強い薬剤を使用して歯を外側から白くします。

1回の施術で効果が得られやすいです。

しかし、個人差がありますので何回か行う必要がある方もいらっしゃいます。

ただし、歯を外側から白くするオフィスホワイトニングはホームホワイトニングに比べて色戻りがしやすいです。

オフィスホワイトニングは歯科医院に来院していただき歯肉を保護してホワイトニングジェルを塗布していきます。

だいたい、1回60分ぐらいの時間で行うことができます。

当院では、22000円で行うことができます。

 

 

*デュアルホワイトニング*

 

歯を内側からホワイトニングするホームホワイトニングと、歯を外側から白くするオフィスホワイトニングの2種類を同時に行うのがデュアルホワイトニングです。

ホームホワイトニングのいいところとオフィスホワイトニングのいいところをとるので即効性があり長続きしやすいです。

 

ホワイトニング後は歯がしみたり、歯肉が熱を持ったり、痛んだりすることがありますが、ほとんどの場合は一時的なものです。

 

そして、ホワイトニング後は、効果が持続しやすいようにきちんとメンテナンスをしましょう。

歯みがきをしっかりと行い、喫煙、紅茶、コーヒー、赤ワイン等は、なるべく控えることが白さを保つポイントです。

ホワイトニング効果は永遠に続くものではありません。白さを保つために定期的に来院し、ホワイトニングやプロフェッショナルクリーニングを受けることをお勧めします。

 

*ウォーキングブリーチ*

歯の神経が壊死したり虫歯の治療で神経を取った歯は、歯の色が徐々に暗くなり、やがて茶色や黒色に変色してしまいます。

一般的なホワイトニングでは効果が発揮されないと言われています。

そんな歯でも白くできるのがウォーキングブリーチです。

歯は内側から神経、象牙質、エナメル質の順番で構成されています。

歯の表面にあるエナメル質はほぼ半透明です。

歯の色には、その内側にある象牙質の色が反映されます。

歯の神経がなくなるとエナメル質と象牙質の間に存在する象牙細管に物質が入り込みやすくなるからといわれています。

また、神経を失うことで歯自体の代謝が行われなくなるからともいわれております。

 

ウォーキングブリーチは無髄歯である対象の歯の内側に専用の薬剤を入れて行います。

薬剤を入れる処置を行った後、歯の色の変化をみるために1週間前後、時間をおきます。

それを何回か行って、歯が白くなったのを確認した後、歯の内部の薬剤を除去し、最終的に蓋をして終了です。

歯が白くなるまで当院では15500円で何度でも行うことができます。

 

 

この機会にご自身にあったホワイトニングを検討してみてはいかがでしょうか?

いつでもお気軽にご相談くださいね。

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子どもの虫歯予防

こんにちは。

板橋ステーション歯科の大竹です。

 

今回は、子どもの虫歯についてお話させてください。

 

皆さんは子どもの頃、歯医者さんに行くのが「憂鬱」だったり、歯医者さんで「怖い」と思ったことはありませんか?

子どもの頃に感じた恐怖心や嫌な気持ちは時間が経って大人になってもトラウマとして残ってしまう事があります。

 

つい、子どもの頃に味わった辛い経験から歯医者さんを敬遠してしまい、痛みを放置して虫歯が大きくなってしまって大変な思いをしたという方もいるのではないでしょうか。

 

お子さんにとって、虫歯治療は大人以上に辛い経験になってしまうことが多いです。

また、子どもの頃に虫歯になると、大人になってからも虫歯のリスクが高まると言われています。

 

子どもの虫歯の特徴

子どもの歯(乳歯)は大人の歯(永久歯)に比べてとても柔らかくて、

そのため乳歯は虫歯になりやすく、また虫歯の進行スピードも速いと言われています。

それだけではなく、乳歯はとても小さく、歯の中を走る神経との距離が短いため、虫歯が神経まで達しやすいです。

つまり、乳歯は虫歯になると永久歯に比べて短い時間で虫歯が広がって神経まで達してしまうので痛みが出やすいのです。

 

しっかり噛んで唾液を分泌させる

実は唾液は虫歯リスクを減らしてくれる効果があります。

おせんべいやガムをモグモグとよく噛むことで唾液がたくさん分泌されます。

この唾液がお口の中の汚れをきれいに洗い流してくれると言われています。

普段からしっかり噛む習慣を身につけて、虫歯になりにくいお口の中の環境作りを心掛けてあげてください。

 

虫歯になりにくい賢いおやつの取り方!!!

お子さんが大好きなおやつですが、おやつの取り方を少し工夫するだけで格段に虫歯になりにくくなります。

まず、テレビやゲームをしながらダラダラと長い時間をかけておやつを食べる事を控えましょう。

おやつが長時間お口の中に入っている事で虫歯のリスクは上がってしまいます。

おやつを食べたら必ず歯磨きをして、お口の中に虫歯菌が発生しないようにしてあげましょう。

また、おやつの選び方にもコツがあります。

キシリトールなどの代用甘味料を使用したガムやタブレット、歯科推奨のチョコレートをお勧めします。

代用甘味料を使ったお菓子は糖を含まないため、虫歯になりにくいです。

最近は歯に優しいお菓子がたくさん流通していますので、そういったお菓子を選んであげると虫歯のリスクは格段に減らす事ができます。

ただ、キシリトールは取りすぎるとお腹が緩くなる場合がありますので必ずお菓子に書いてある用量をチェックしていただき適量を守るようにしましょう。

 

以上が子供の虫歯の特徴です。

いかがでしたか?皆様の日々の子育てに役立ていただけますと幸いです。

次回は引き続き子供の虫歯予防についてお話しさせていただきますね。

 

当院では、お子さんの虫歯治療に加え、虫歯のチェック、予防、クリーニング、ブラッシング指導など、随時受け付けておりますのでお電話かメールでお問い合わせください。

また、その他ご不明な点がございましたらお気軽にご連絡くださいませ。

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妊婦さんの歯の治療について

皆様、新年明けましておめでとうございます。

本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

茂木です。

今回の年末年始は、主人と愛犬達と静かに過ごしました。

静かに過ごすお正月は今年で終わってほしいものです。

 

先日、妊娠中の友人にお口の相談を受けました。

同じようにお悩み中の妊婦さんもいらっしゃると思うので共有したいと思います。

妊娠中は、つわりや体調不良で歯みがきが疎かになったり、

女性ホルモンの影響で体だけではなく口の環境も変化するので、

虫歯や歯肉炎などのさまざまな口のトラブルが起こりやすくなると言われています。

女性ホルモンが増加することで

 

・歯茎が腫れやすくなった

・出血をしやすくなった

・唾液の量が減って口の中がネバネバしやすくなった

・親知らずの周辺が腫れて痛む

・口臭が気になる

 

などの症状が多くみられます。

唾液の働きも低下してしまうので、口の中の細菌が増えやすくなります。

虫歯になりやすい酸性に傾きやすいので注意が必要です。

歯みがきは食べたら磨くことを習慣にすることが大切ですが、つわりで習慣が崩れることもあります。

ヘッドの小さい歯ブラシが気持ち悪くなりにくいと言われています。

どうしても歯ブラシが使えないという方はフロスや歯間ブラシ、お口の洗浄液でお口のケアをしてみてください。

また、歯みがきをする時に首を曲げて下を向くのもいいそうです。

音楽を聴きながら、お風呂に入りながらなどのながらみがき“もリラックスできるという声もあります。

つわりや体調不良の方は試してみてください。

歯科を受診される際の注意点ですが、通われてる産婦人科の先生に薬や治療時の局所麻酔について

あらかじめご相談してきていただけるとスムーズに治療に入れます。

レントゲンについて不安に感じてる方も多く、お問合せをいただくことも多いのですが、

的確な治療を行うために撮影していますが、レントゲンの撮影は強制ではありません。

歯科のレントゲン撮影の放射線量は少なくて、腹部からも離れているので赤ちゃんにほとんど影響はないと言われています。

また、お腹を放射線からガードするためのエプロンも必ず着用しますのでご安心ください。

妊娠をされてる場合、または妊娠している可能性がある場合はご相談いただければと思います。

妊婦さんが使っても大丈夫な薬剤を使用したり、短時間で済む治療を行うなど、母体に配慮した治療を行います。

また、もし妊娠糖尿病や妊娠高血圧症、貧血、お腹の張り、薬のアレルギーなどで産婦人科の先生から注意をされていることがあれば歯科医にもお伝えください。

産婦人科と歯科で連携を取り、負担の少ない治療を行います。

産後は育児などで忙しく、赤ちゃん中心の生活になり、自分のことは後回しになりやすいと聞きます。

出産前にできることをしてみてはいかがでしょうか。

ご相談のみでも構いませんので、お気軽にご相談くださいね。

 

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歯周病と全身疾患

こんにちは、板橋ステーション歯科の歯科衛生士の長谷川です。

年の瀬に近づいてきましたがコロナの影響でしょうか、あまり年末年始のイベント感がない気がします。

今年は里帰りをしない予定なので、お年玉を貰いに行けず息子は落ち込んでいます(笑)。

 

さて今回は、歯周病と全身疾患の関係性についてお話ししたいと思います。

「健康的と言えない生活習慣」が関係しておこる病気、生活習慣病。

実は歯周病も生活習慣病の一つなのです。

その歯周病が全身に及ぼす影響についていくつかあげていきましょう。

 

糖尿病

歯周病は以前から、糖尿病の合併症の一つと言われてきました。

実際、糖尿病の人はそうでない人に比べて歯肉炎や歯周炎にかかっている人が多いという疫学調査が複数報告されています。

歯周病菌は腫れた歯肉から容易に血管内に侵入し全身に回ります。

血管に入った細菌は体の力で死滅しますが、歯周病菌の死骸の持つ内毒素は残り血糖値に悪影響を及ぼします。

 

心臓疾患・脳血管疾患

歯周病原因菌などの刺激により動脈硬化を誘導する物質が出て血管内にプラーク(粘性のある沈着物)ができ、血液の通り道は細くなります。

プラークが剥がれて血の塊が出来ると、血管の細いところなどで詰まりやすくなります。

その結果、脳梗塞や狭心症、動脈硬化などを引き起こします。

歯周病の人はそうでない人の2.8倍脳梗塞になり易いと言われています。

血圧、コレステロール、中性脂肪が高めの方は、動脈疾患予防のためにも歯周病の予防や治療は、より重要となります。

 

呼吸器疾患

肺や気管は、咳をすることで異物が入らないように守ることができます。

しかし、高齢になるとこれらの機能が衰えるため、食べ物などと一緒にお口の中の細菌を飲み込み、その際むせたりすると細菌が気管から肺の中へ入ることがあります。

その結果、免疫力の衰えた高齢者では誤嚥性肺炎を発症してしまいます。

誤嚥性肺炎の原因となる細菌の多くは、歯周病菌であると言われており、誤嚥性肺炎の予防には歯周病のコントロールが重要になります。

 

骨粗鬆症

閉経後骨粗鬆症の患者さんにおいて、歯周病が進行しやすい原因として最も重要と考えられているのが、エストロゲン(女性ホルモン)の欠乏です。

エストロゲンの分泌が少なくなると、全身の骨がもろくなるとともに、歯を支える顎の骨ももろくなります。

また、歯周ポケット内では、炎症を引き起こす物質が作られ、歯周炎の進行が加速されると考えられています。

多くの研究で、骨粗鬆症と歯の喪失とは関連性があると報告されています。

また、骨粗鬆症の薬としてよく用いられるビスフォスフォネート製剤(BPP製剤)というのがあり、これを服用している方が抜歯などをした場合、周囲の骨が壊死するなどのトラブルが報告されています。

歯周病でぐらぐらしているから自分で抜く、などということは絶対に行わないようにしてください。

 

妊娠

一般に妊娠すると、ホルモンバランスの変化により歯肉炎(妊娠性歯肉炎)にかかりやすくなるといわれています。

妊娠している女性が歯周病に罹患している場合、低体重児および早産の危険度が高くなることが指摘されています。

これは口の中の歯周病細菌が血中に入り、胎盤を通して胎児に直接感染するのではないかといわれています。

その危険率は実に7倍にものぼるといわれ、タバコやアルコール、高齢出産などよりもはるかに高い数字なのです。

生まれてくる元気な赤ちゃんのために、確実な歯周病予防を行いましょう。

 

 

この他にも、腎炎や関節炎、メタボリックシンドロームなど、さまざまな疾患との関連性が報告されています。

余談ですが、歯周病は人類史上最も感染者数の多い感染症のひとつとしてギネス・ワールド・レコーズにも掲載されているそうです(゚Д゚;)!!!

 

生活習慣病の多くは、発病してもかなり進行するまで自覚症状がほとんど現れないという共通点があります。

そのため予防や治療というアクションを起こせない、または起こさない人が少なくありません。

「健康的と言えない生活習慣」、逆に言えば、生活習慣次第で発病を防ぐことができる病気という言い方もできます。

毎日の食生活を含めた生活習慣を見直し、定期的に検診を受け歯周病の予防をし、全身疾患の予防につなげていきましょう。

 

それでは皆様、よいお年をお迎えください。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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年末年始 休診のお知らせ

12月の休診、年末年始の診療についてお知らせいたします。

*12月23日(水)は誠に勝手ながら、午前診療のみとさせていただきます。
午後診療は休診でございます。

*12月28日(月)まで通常通り診療いたします。

*12月29日(火)~1月3日(日)までは休診となります。

*1月4日からは通常通りの診療となります。

ご不便をお掛けいたしますが、ご了承くださいませ。

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ドクターズファイルの取材を受けました

当院の、平島 智秀理事長、ダイアナ シャ院長がドクターズファイルの独占取材を受けました。

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歯磨き剤やジェル、うがい薬のご紹介

こんにちは、板橋ステーション歯科の茂木です。

前回に続き、今回は当院で販売している歯磨き剤やジェル、うがい薬をご紹介したいといます。

 

“歯磨き剤”

板橋ステーション歯科

Check-Up standard

チェックアップ スタンダード

フッ化物配合(1450ppmF)

カチオン化セルロース配合

低発泡・低香味・低研磨

甘味剤:キシリトール

・フッ素が再石灰化を促進し、う蝕(むし歯)の発生・進行を予防します。

・やわらかいペーストなので、口腔内のすみずみまでフッ素が広がります。

・泡立ちが少なく、やさしい香味なので、少量のお水ですすげます。

・低研磨性なので、歯や歯肉にやさしいです。。

・プラス電荷をもつカチオン化セルロースが、マイナスのフッ素イオンを静電作用により歯面に引きつけることで、フッ素の滞留性が向上します。

板橋ステーション歯科

Home Care Paste

APAGARD RENAMEL

ホームケアペースト アパガードリナメル

【歯本来の白さを取り戻す】

ナノ粒子薬用ハイドロキシアパタイト配合

・むし歯や歯周病の原因となる歯垢をからめとり、お口をスッキリさせます。

・歯表面のミクロの傷を埋めてなめらかにし、歯垢や着色汚れをつきにくくします。

・エナメル質から溶け出したミネラルを補給し再石灰化します。

・タバコのヤニやコーヒー、ワインの着色を浮かせて優しく落とします。

・歯石の沈着を防ぐゼオライトによって、歯本来の白さとツヤを取り戻します。

“ジェル”

板橋ステーション歯科

Check-Up gel

チェックアップ ジェル

フッ化物配合(950ppmF)

甘味剤:キシリトール

研磨剤:無配合

味:グレープ・ピーチ

・フッ素が再石灰化を促進し、う蝕(むし歯)の発生・進行を予防します。

・やわらかいジェルなので、口腔内全体にすばやく行きわたります。

・研磨剤無配合なので、乳歯や生えたての永久歯を傷つけません。

・泡立ちが少なく、やさしい香味なので、ごく少量のお水ですすげます。

・プラス電荷をもつカチオン化セルロースが、マイナスのフッ素イオンを静電作用により歯面に引きつけることで、フッ素の滞留性が向上します。

板橋ステーション歯科

Check-Up gel

チェックアップ ジェル

フッ化物配合(500ppmF)

甘味剤:キシリトール

研磨剤:無配合

味:バナナ

・フッ素が再石灰化を促進し、う蝕(むし歯)の発生・進行を予防します。

・お子さま(6歳未満)に適したフッ素ジェル。うがいが苦手なお子さまにもおすすめです。

・やわらかいジェルなので、口腔内全体にすばやく行きわたります。

・研磨剤無配合なので、乳歯や生えたての永久歯を傷つけません。

・泡立ちが少なく、やさしい香味なので、ごく少量のお水ですすげます。

・プラス電荷をもつカチオン化セルロースが、マイナスのフッ素イオンを静電作用により歯面に引きつけることで、フッ素の滞留性が向上します。

板橋ステーション歯科

Systema SP-T GEL

システマ SP-T ジェル(歯周病の発生を防ぐジェル)

VE+IPMP配合

フッ化物配合(1450ppF

・薬用成分ビタミンE(酢酸トコフェロール)が、2つの作用で歯肉の防御力を高め、歯肉炎・歯周炎を予防します。

 ①歯肉細胞を活性化して歯肉組織を修復します。

 ②歯肉上皮を強化して歯肉内部への歯周病原因子の侵入を防ぎます。

・殺菌成分IPMP(イソプロピルメチルフェノール)がバイオフィルムに浸透し、高い殺菌効果を発揮します。

・抗炎症成分トラネキサム酸が歯肉の炎症、出血を抑制します。

・抗炎症成分βグリチルレチン酸が歯肉の炎症を抑制します。

・フッ化ナトリウムが再石灰化を促進し、う蝕(むし歯)の発生・進行を予防します。

・弱ってきた部位をやさしく、じっくり磨ける研磨剤無配合組成です。

・歯肉や歯周ポケットに薬用成分が長くとどまる粘性の高いジェルです。

“うがい薬”

板橋ステーション歯科

Systema SP-T MEDICAL GARGLE

システマ SP-T メディカルガーグル(希釈タイプ) 100mL(約200回分)

セチルピリジニウム塩化物水和物(CPC)配合

グリチルリチン酸二カリウム(GK2)配合

CPCが口腔内の殺菌・消毒をし、防カビ作用を発揮します。

・口中に清涼感を与え、口臭除去にも効果があります。

・透明な液体なので、洗面台を汚しません。

 

お口の健康の為に、個々に合った歯磨き剤やジェルを使用しましょう。

先生や衛生士が皆様のお口を診て、ご提案させていただきます。

いつでもご相談くださいね。

 

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口臭

こんにちは、板橋ステーション歯科の歯科衛生士の鎌込です。

 

新型コロナウィルス対策でマスクを着用することが日常化してきました。

 

マスクを着用していると口臭が気になるという方も多いのではないでしょうか。

 

今回は口臭についてお話しさせていただきたいと思います。

 

口臭の原因となるのは主に舌苔と呼ばれる舌の上の汚れと言われています。

口臭の主要原因物質は揮発性硫黄化合物(VSC)である硫化水素、メチルメルカプタン、ジルチルサルファイドです。

これらの揮発性硫黄化合物は口の中に生息している細菌が含硫アミノ酸を分解・腐敗することで産生されます。

 

口臭の種類は大きく分けて5つあります。

 

1.生理的口臭

起床時や空腹時に感じることが多いです。

唾液の分泌量が減少して口腔内細菌が増殖するからです。

食事や口腔清掃、水分を取ることで弱まります。

 

2.飲食物、嗜好品による口臭

ネギ、ニラ、ニンニク、アルコール、タバコなどによる口臭です。

口腔内に食べカスが残っている場合と体内で消化吸収され、血液を介して循環して肺から排出されてにおう場合があります。

時間が経過するとにおいも減少していきます。

 

3.緊張時やストレスによる口臭

緊張時やストレスを感じてる時は唾液の分泌量が減少して口腔内が乾燥して口臭を感じやすくなります。

 

4.心因性による口臭

客観的な口臭は認められないのに自分には口臭があると思いこんでしまうのです。

口臭を気にして人と話すのをストレスに感じてしまったりしてしまいます。

 

5.病的原因による口臭

歯周病や虫歯による口腔内の病気が原因のものや副鼻腔炎や慢性鼻炎、糖尿病などの全身的な病気が原因のものがあります。

 

ほとんどは口腔内の場合が多く治療をして口腔内環境が良くなれば改善していきます。

歯周病の場合は歯科医院でのクリーニングとご自身でのブラッシングが大事になっていきます。

 

 

また、口臭の大きな原因は舌の汚れの舌苔です。

舌清掃することによって口臭が弱まることが多いです。

舌清掃の方法は次のようになります。

・舌ブラシや軟らかめの歯ブラシを使用する。

・舌の後方から前方にかけて磨いていきます。

・起床直後(朝食前)11回行えば十分です。

(舌の表面はやわらかく、味を感じる組織(味蕾)を傷つけてしまう可能性があるので1日に何回も磨くことや、強く磨きすぎてしまうのは注意が必要です。)

 

正しくケアを行えばほとんどの口臭は改善すると思われます。

毎日の正しいケアと歯科医院での定期的な検診やクリーニングを受けましょう。

 

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