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ITABASHI STATION DC

PMTCについて

こんにちは、板橋ステーション歯科の歯科衛生士の長谷川です。

今回はPMTCと呼ばれる歯のクリーニングについてお話ししたいと思います。

PMTCとは、Professional Mechanical Tooth Cleaning(プロフェッショナル・メカニカル・ティース・クリーニング)の略で、歯科医師や歯科衛生士が清掃効果の高い研磨剤や専用の機器を使用して行う歯のクリーニングのことです。

お口の中の健康は、セルフケアと歯科医院での専門ケアを両立することで、維持することができます。

セルフケアでプラークコントロールの困難な部位(歯間部・歯と歯肉の境目・奥歯・詰め物やかぶせ物・矯正装置装着部・歯並びの悪いところなど)にはプラークが蓄積しやすく、プラークが石灰化して歯石ができるとプラークを取り除くのはさらに難しくなります。

自分で歯磨きを行ってもなかなか手が届かない部分まで清掃できることがPMTCの大きな特徴です。

ではこのPMTCを行うと、どのようなメリットがあるのでしょうか。

 

*虫歯や歯周病の予防

歯のまわりには多種多様の細菌が住んでいて、雑菌にからみあってできた細菌の塊のことをバイオフィルムと言います。

バイオフィルムは、細菌が分泌するバリアに守られ、強力に付着するため、歯ブラシではなかなか取り除くことができません。

また、他の異物の侵入を拒否する性質があるため、薬剤や殺菌剤などの効果が発揮されなくなります。

PMTCでは専用のブラシやラバーカップ、フッ化物配合の研磨剤などを使用して、このバイオフィルムを除去していきます。

定期的にPMTCを行うことにより、細菌の活動を抑えることができ、虫歯や歯周病の予防につながります。

 

*歯面の着色除去

着色汚れとも呼ばれるステインは、普段の歯磨きではなかなか取れません。

ステインが蓄積すると、黄ばみやくすみの原因になります。

歯についているステインの原因には、下記のようなものがあります。

日常的に摂取している人ほど、着色成分が沈着しやすくなります。

・お茶

・コーヒー

・赤ワイン

・タバコのヤニ

・カレー

・チョコレート

 

エアフローという機械を用いて粒子の細かい粉を歯面に吹き付け、隙間や溝に入り込んだ汚れを素早く吹き飛ばしていきます。

また、PMTCでは歯のトリートメントやフッ素を塗布するため表面がつるつるになり、新たな着色汚れが付きにくくなるメリットもあるのです。

 

*歯がつるつるになる

当院のPMTCでは、リナメルトリートメントペーストを使用して、歯のトリートメントを行っています。

リナメルの粒子は小さく、優れた菌吸着力を持っています。

プラークや口の中の細菌を吸着・除去し、お口の中の環境を整えます。

また、ナノハイドロキシアパタイトという成分がエナメル質の一部として結晶化され 、歯面のミクロの傷を修復し、表面を滑らかにして、プラークや着色汚れの再付着をしにくくします。

トリートメント後は歯がつるつるになり、表面にツヤが出ます。

 

*口臭対策

口臭の原因には、下記のようなものがあります。

・飲食物によるもの

・唾液の減少による口腔内の細菌増殖によるもの

・病気によるもの

飲食物によるものなど、一時的に口臭が強くなるものもありますが、口臭の原因の80%以上は口内細菌により発生した揮発性のガスによるものです。

このガスによる口臭を抑えるためには、口腔内の状態を健康的に保ち、唾液の量を増やすことが必要です。

そのため、PMTCで口臭の原因である汚れや細菌などを除去することにより、お口の中がきれいな状態になるとともに、口臭対策になります。

セルフケアと定期的なPMTCを一緒に行うことで、健康な歯や歯肉の維持ができ、虫歯や歯周病を防ぐことが出来ます。

 

ぜひ一度、お口の中のスペシャルケアで爽快感をお試ししてみませんか?

当院では保険適用外の自費のクリーニングとして、5,500円(税込)で行っております。

ご興味がございましたらお気軽にご相談ください。

板橋駅直結の歯医者【板橋ステーション歯科】土日も診療

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女性ホルモンと歯周病について

こんにちは、板橋ステーション歯科の歯科衛生士の鎌込です。

 

今回は女性ホルモンと歯周病についてお話しさせていただきたいと思います。

女性のほうが男性より、平均寿命が長いです。

しかし、歯の寿命は男性より女性のほうが短いのだそうです。

最近の研究では、歯周病の悪化には、女性ホルモンの関与が大きいことがわかってきています。

女性ホルモンには、ある特定の歯周病菌の増殖を促したり、歯周組織の炎症を悪化させたりする作用があるのです。

 

女性ホルモンの分泌はライフステージによって変化していきます。女性の場合は加齢などの変化だけではなく、ホルモンバランスが大きく変化するために、歯周病になりやすい時期がいくつか訪れます。

 

こういった、女性特有の歯周病のリスクをしっかり理解して、適切にケアしていくことが必要になってきます。

どのような時期に、どういったケアが必要なのかお話しさせていただきます。

 

■思春期

最初の大きな変化は思春期です。

思春期に分泌されるホルモンには、歯石や炎症反応を増幅させるように働くものがあるのです。

突然に、分泌量が増えるとわずかな刺激にも大きな反応を示します。

心身ともに敏感になり、過剰に口臭を気にしたりするとこもあります。

また、摂食障害やこの時期に無理なダイエットは中高年以降に歯の影響があります。

 

■妊娠・出産期

ここ時期には、3070%の人に歯肉炎がみられると言われています。

妊娠によって免疫応答の変化が、歯周組織に過剰に影響をもたらしたりします。また、食事の好みが急激に変化したり、間食が増えたり、つわりなどで口の中が酸性に傾きやすくなり、虫歯のリスクも増えます。

また、吐き気や体調不良で歯磨きもしづらい状態になるので、洗口剤を使ったり、歯科クリニックなどでクリーニングを受けたりするといいでしょう。

 

■中年期

家事や、育児などにより家族中心の生活で自分自身のケアがおろそかになってしまったり、後回しになりがちになります。また、仕事が忙しかったり、様々なストレスにさらされることもあるので、定期な検診を受けてケアすることが大切です。

 

■更年期

この時期は、女性ホルモンが低下します。

更年期障害により唾液が減少しドライマウスに陥ります。唾液の分泌が減少することで口臭や、歯周病のリスクが高くなります。また、知覚過敏や味覚障害、舌が黄白くなるとの症状も出ることもあります。

そして、全身においても骨密度の低下や免疫力の低下などがあり、この時期は口の中が危険な状態になるため注意が必要です。

 

いずれの時期にしても定期的に検診を受けて、適切なケアをしていくことが大切です。

 

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マスク生活とお口の中の環境について

こんにちは。歯科助手の大竹です。

5月に入り、寒い日も少しずつですが減り、暖かい日が多くなり過ごしやすくなってきましたね。

わたしは寒がりなので暖かくなるのを、まだかまだかと心待ちにしていました。

過ごしやすくなったのは良いのですが、今度は暑い中でのマスク生活が始まりますね…

 

毎日のマスク生活の中でふと口元に意識がいくと、

「自分の口臭が気になる」

「なんだかお口の中がネバネバする」

と感じたことはありませんか?

それは、もしかしたらマスク生活による

『唾液の減少』が原因かもしれません。

今回は、そんな『マスク生活とお口の中の環境』についてお話させてください。

 

唾液の役割

唾液は通常、健康な成人で一日に1.0~1.5リットルほど分泌され、お口の中で

・粘膜の保護

・自浄、殺菌作用

・歯を再生させる(再石灰化)

上記のように、多くの仕事をしてくれます。

たくさんの「唾液」でお口の中が潤っていることは、食べ物の消化を助けるだけではなく、虫歯や歯周病のリスクから身を守る役割も果たしてくれています。

一見、マスクをしていると加湿され、お口が潤っているように思われるかもしれませんが、唾液の分泌量はいろいろな要因によって減少します。

 

唾液減少の原因

・口呼吸

・ストレス

・脱水

・話さない(口周りを動かさない)

上記のように、マスクをしていると息苦しくなり、たくさん空気を取り込めるよう口呼吸になりがちです。

この口呼吸は、お口の中を乾燥させ、唾液の分泌を減らしてしまう原因となります。

さらに、

・マスク着用や自粛生活を強いられる中でのストレス

・マスクの付け外しが面倒で水分摂取の減少

・在宅の時間が増加したことにより会話の減少

これら全てが、唾液を減らす原因となっている可能性があります。

唾液の減少とともに自浄・殺菌作用が低下してしまう=口臭が気になったりお口の中がネバネバしたり…

といった不快感が出てくるだけではなく、虫歯や歯周病にかかりやすくなってしまうので要注意です。

 

大切なことは歯科での定期的な検診とセルフケア

お口の中を健康に保つために大切なのが、定期的なメインテナンス。

そして、歯ブラシなどによる丁寧な口腔ケアや、こまめな水分補給などの毎日のセルフケアです。

虫歯や歯周病の治療やクリーニングはもちろんの事、日々のお手入れの仕方やブラッシング方法、マスク生活でのお口の中の悩み、トラブル等…

気になることがありましたら当院にいつでもご相談ください。

 

早く昔のようにマスクを外して笑顔の飛び交う世の中に戻ってくれるといいですね。

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歯間の補助的清掃用具について

こんにちは、板橋ステーション歯科の歯科衛生士の長谷川です。

新年度に入り、学校や職場など新しい環境になった方も多いのではないでしょうか?

生活のリズムが変わると疲れも出やすく、体調を崩してしまいがちです。

免疫が下がるとお口の中の環境も悪くなり、虫歯や歯周病のリスクも高まります。

今回のブログでは、毎日の歯磨きをより効果的にする清掃用具についてお話ししたいと思います。

 

みなさんは歯磨きをするとき、歯ブラシ以外の清掃用具を使ったことはありますか?

毎日食後の歯磨きをしっかりしているという方でも、歯ブラシのみの清掃では、全体の汚れの6割程度しか落とせていないといわれています。

しかし、補助的清掃用具を併用すると、清掃効果が8~9割近くまで上がるといわれており、虫歯や歯周病予防にとても効果的なのです。

最近ではドラッグストアでも、デンタルフロス、歯間ブラシ、タフトブラシ、デンタルリンスなど、いろんな種類のものが販売されていますね。

その中でも一番磨き残しが出やすい、歯と歯の間の清掃道具について紹介していきます。

 

歯と歯の間の清掃道具として、デンタルフロスと歯間ブラシがおもに使われています。

 

まずはデンタルフロスについてです。

歯と歯が接している面に糸を通すことによって歯ブラシの毛先が届かない面の、食べかすやブラークを落とすことが出来ます。

デンタルフロスにはいくつかの種類があり、糸の通りをよくするため繊維にワックスが練りこまれているものや、プラークなどの除去効果を高めるためにお口の中の水分で繊維が膨張するもの、届きにくい奥歯などに適した柄付きのタイプ(糸ようじ)などがあります。

また、糸を通す際にしっかり歯の面に添わせることで、歯と歯の接している面だけではなく、その面に続くカーブの面の汚れも除去することが出来ます。

 

次に歯間ブラシについてです。

デンタルフロスと同じく、歯と歯茎の間に入り込んだ、食べかすやプラークを落とすための道具です。

一本の針金の周りにたくさんの毛がついたブラシで、歯の隙間の汚れを掻き出すことが出来ます。

デンタルフロスでは細すぎて効率よく汚れを除去出来ないような隙間に有効です。

いろんな大きさや形があります。

また、デンタルフロスを通すことが出来ないブリッジにも通すことが出来ます。

 

補助的清掃用具はお口の中の環境を良くするためにはぜひ使っていただきたい道具です。

しかし間違ったサイズを選んだり正しくない使用法であると、効果が得られなかったり、歯や歯茎を傷つけてしまったりします。

当院では、患者さま一人一人に適した歯磨き指導をおこなっております。

ぜひ一度検診にきていただき、ご自身に合った清掃道具を使ってみてはいかがでしょうか。

 

気になる事がありましたら、お気軽にご相談くださいね

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噛むことの大切さについて

こんにちは。

板橋ステーション歯科の歯科衛生士の鎌込です。

今回は、噛むことの大切さについて、お話しさせていただきたいと思います。

噛むことには大切な役割があります。

噛むことは顎や歯の発達だけでなく、全身の健康に大きく影響することがあります。 

最近は、やわらかくて食べやすいたべものが普及し、噛む回数が減ってきています。

やわらかくて食べやすいたべものばかりを食べて、噛む回数が減った食事を続けていると、虫歯や歯周病、肥満などの生活習慣病のリスクが高まってしまいます。

ここで、噛むことの効用をまとめた標語をご紹介させていただきます。  

「ひみこのはがいーぜ」 

:肥満防止

よく噛むと脳が刺激され、満腹中枢が働くので、食べすぎによる肥満を防ぐことができます。

 

:味覚の発達

食べ物の味は、唾液の中に溶け込み、それを味蕾という舌の組織が感知し、脳へ伝わります。

よく噛むことで唾液がたくさん分泌され、味覚情報の伝達を助けます。

 

:言葉の発音がはっきり

よく噛むことで、口のまわりの筋肉も発達し、正しい発音が、できるようになると言われています。 

 

:脳の発達

よく噛むことで、脳が刺激され、脳に流れる血液の量が増えて、脳の動きが活性化され記憶力や集中力のアップに繋がります。

また、子どもは脳が発達して、大人は物忘れを予防することができます。

 

:歯の病気予防

噛むことで、たくさん唾液がでます。

唾液には、歯周病菌やむし歯菌の繁殖を抑える効果や、酸の中和・再石灰化など歯の病気予防に重要な作用があります。

また、唾液には自浄作用といって、食べかすや細菌を洗い流す作用があるので、たくさん噛んで唾液をたくさん出しましょう。

 

:ガンの予防

唾液には含まれるペルオキシターゼという酵素には、食物内の発ガン性物質を弱める働きがあると言われています。

 

:胃腸快調

食べ物をよく噛むことによって唾液と混ざり合って、水分が増して、飲み込みやすくなります。

また、胃や腸でで消化されやすくなります。

さらに、唾液に含まれる消化酵素アミラーゼの働きにより、体内での消化や吸収がアップする効果もあります。

 

:全力投球

よく噛むことで身体が活発になり、勉強や仕事に集中することができるようになります。

このようによく噛むことにはたくさんのいいことがあります。

そしてよく噛むことの工夫として、

 

1.急いで食べない

噛みごたえのある食べ物は、ひと口30回を目安に、よく噛みましょう。

 

2.飲み物で流し込まない

飲み物で流し込んでしまうと、食べたものが細かくならないうちに胃に送られてしまうので消化によくありません。よく噛んで、細かくしてから唾液と一緒に飲み込みましょう。

より快適で満足度の高い生活を送るために、よく噛むことを意識してみましょう。

そして、よく噛めるように定期的な歯科検診などを受診するようにしましょう。

 

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子どもの虫歯予防②

こんにちは。

板橋ステーション歯科の大竹です。

 

今回も前回に引き続き、子どもの虫歯についてお話させてください。

 

今回は、

王道!歯磨きこそお家でできる最大の虫歯予防

 

虫歯予防に最も効果的なのはやはり毎日の歯磨きです。

歯磨きによって、食べカスや歯垢を取り除き、虫歯菌のエサが歯にない状態にすることが虫歯予防の近道です。

お子さん自身の歯磨きだけでは磨き残しがある場合が多いので、小学生あたりまでは親御さんが仕上げ磨きや磨き残しのチェックをしてあげることをお勧めします。

また、歯磨き嫌いのお子さんは、お子さんの好きなキャラクターの歯ブラシや好きな味の歯磨き粉を使ってあげると歯磨きへの抵抗感を減らせるかもしれません。

お子さんの歯磨き粉にはほとんどのものにフッ素が含まれているので歯磨き粉を使っていただくことをお勧めします。

どうしてもお口を触らせてくれないお子さんは、お口の周りを触る練習から入ると無理なくトレーニングができると思います。

 

 

お子さんこそ必須!!歯磨き後のフロスで虫歯撃退

 

実はお子さんの虫歯は歯の間から発生することがとても多いです。

大人に比べてお子さんの歯は接触面積が多いので磨き残しが溜まりやすいからです。

また、歯の生え変わり時期になると歯同士の重なり合いが増えたりもしますので、歯垢が溜まって虫歯になりやすくなると言われています。

フロスは大人のものと思われがちですが、お子さんもしっかりとフロスを通して虫歯予防をしてあげる事が大切です。

朝は中々忙しく手が回らない場合は夜だけでもしっかりフロスを通してあげてください。

 

 

定期健診の重要性!!

 

歯医者さんに定期的に通ってお口の中を診てもらう事で虫歯のリスクを減らせます。

また、フッ素など年齢に合わせた予防措置をしてもらえます。

お子さんのお口の中は成長とともに乳歯から永久歯に生え変わり、年齢に応じて虫歯になりやすい場所は変わってきます。

お子さんの時期に合った歯磨きのポイントを指導してもらう事も虫歯リスクの軽減に繋がります。

また、万が一虫歯ができてしまっても定期健診で歯医者さんに通っていれば虫歯が小さなうちに見つけてもらう事ができるので、虫歯が重症化する心配がありません。

 

当院では前回同様、お子さんの虫歯治療に加え、虫歯のチェック、予防、クリーニング、ブラッシング指導など、随時受け付けておりますのでお電話かメールでお問い合わせください。

 

また、その他ご不明な点がございましたらいつでもご連絡ください。

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知覚過敏について

こんにちは、板橋ステーション歯科の歯科衛生士の長谷川です。

 

 

最近、歯がしみると来院される患者様が多数いらっしゃいます。

冷たいものを口に含んだ時にツンとしみたり、歯磨きの際にピリッと痛みを感じたり、みなさんも一度は経験されたことがないでしょうか。

むし歯はないのに起こるこのような症状を『知覚過敏』といいます。

痛みは一過性で、刺激がなくなると痛みもなくなりますが、ときには歯みがきに支障をきたすほどの痛みをともなう場合もあります。

 

 

この『知覚過敏』、一体どのようにして起こるのでしょうか。

痛みが起こる場所は、歯肉が下がり露出した歯の根の部分(歯根部)です。

本来歯肉からみえている歯の表面は、エナメル質という体の中で一番硬い組織で覆われています。

しかし歯根部の表面にエナメル質はなく、エナメル質の下に存在する象牙質が露出します。

この象牙質には、内部(神経や血管で構成される歯髄)に向かって象牙細管と呼ばれる細い管が通っています。

歯みがきや温度、擦過、冷風などの刺激があると、象牙細管内を満たしている内容液が移動し、内部の歯髄神経を直接刺激することで痛みが生じます。

そのため歯肉が下がった部分は、しみたり痛みが生じやすいのです。

 

 

では、なぜ歯肉が下がってしまうのでしょうか。

歯肉が下がる『歯肉退縮』にはいくつかの原因があります。

 

  1. かみ合わせの異常
  2. 歯周病の進行
  3. 誤った歯みがき
  4. 加齢

 

原因によって予防・対処法が異なってきますので、まずは歯科医院で診査をしてもらいましょう。

症状が続くようであれば、適切な処置と指導を受けましょう。

一過性の痛みでも、それがひどくなったり継続したりすると、痛みのせいで歯みがきが困難になりプラーク除去が不十分になります。

その結果、むし歯や歯周病を誘発したり進行させます。

 

歯科医院で行う処置には次のようなものがあります。

  • フッ化物塗布をすることで、象牙質の再石灰化を促進して象牙細管の開口部の狭窄・封鎖を促進する。
  • 象牙質の表面にコーティング剤を塗布したり、レジン充填を行うことで刺激を遮断する。
  • 原因となるかみ合わせを調整する。ご自宅でも出来るセルフケアとして、歯をみがくときには以下の4つに気をつけましょう。
  1. 力を入れすぎないようにしましょう
  2. 歯ブラシを大きく動かさないようにしましょう
  3. 歯肉退縮が起きている場合、歯の根元付近のプラークをていねいに取り除きましょう
  4. 知覚過敏予防歯みがき剤を使いましょう

 

気になることがありましたら、お気軽にご相談くださいね。

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口腔内にも現れる金属アレルギー

こんにちは、板橋ステーション歯科の茂木です。

少しずつ暖かい日が増えてきましたね。

コロナ禍でお出かけ出来ないのが残念です。

まだ寒暖差もありますので、皆さま体調を崩されないようにお気をつけください。

 

今回は金属アレルギーの方の歯科治療についてお話ししたいと思います。

わたしも金属アレルギーなので、同じように悩まれてる方や金属アレルギーの検査方法などご説明させていただきます。

 

一般的に“金属アレルギー”と聞くと指輪やピアス、ネックレスなどのアクセサリーやベルトのバックルなどの金属部分でかぶれたり、皮膚がかゆくなるイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。

このような金属アレルギーは金属が触れている部分にわかりやすく症状が出るので、ご自身で気づきやすいですが、中には金属アレルギーを起こしても気づきにくい例もあります。

それが“歯科金属アレルギー”です。

近年、アレルギー体質の人が増加傾向にあると言われていますが、金属アレルギーもその1つです。

歯科では、特に保険治療において、銀歯や銀の詰め物、入れ歯の金具などの材料として金属が使われることが多いのですが、実はそれが原因でアレルギーを引き起こすことがあります。

ただ、症状の出方が金属のアクセサリーなどによるかぶれのような分かりやすい形で出てこないため、歯科金属がアレルギーを起こしていると思われていない例も少なくありません。

歯科金属アレルギーはお口の中に出る症状とお口以外の全身に出る症状があると言われています。

全身に出る症状は、口とはまったく関係がないところに出ることから、歯科金属アレルギーだと分かりづらく、皮膚科の治療を受けても改善しないで苦しんでしまう場合があります。

 

*口・口周辺に出る歯科金属アレルギーの症状*

・粘膜の炎症、ただれ

歯科金属が接している粘膜が炎症を起こしたり、ただれたりというような炎症が起きることがあります。

口内炎が頻繁に出来ることもあり、唇や口角に炎症が出ることもあります。

口内の粘膜に白い線状や網目のような模様が現れ、その周辺が赤くただれた状態になる

扁平苔癬(へんぺいたいせん)を作ることもあります。

・味覚異常

お口の中にアレルギー反応が起きて、舌の表面の味覚受容体がダメージを受けると、

味覚を正常に感じられなくなる

“味覚異常”を起こすこともあります。

 

*全身に出る歯科金属アレルギーの症状*

・掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)

歯科金属の中でも特に保険で使用される金属は、唾液中にイオン化して溶け出しやすい性質を持っています。

イオン化した金属が体内に取り込まれて、体内のたんぱく質と結合しアレルゲンとなり、汗を特にかきやすい手のひらや足の裏にアレルギー症状を起こすことがあります。

これは掌蹠膿疱症と呼ばれ、手のひらや足の裏にかゆみを伴い、多数の水疱や膿の袋が現れては潰れるというのを繰り返します。

・接触性皮膚炎、湿疹

全身の皮膚のあちこちで接触性皮膚炎や湿疹をおこすこともあります。

 

歯科金属がお口の中に入っていても、まったく症状が出ないという場合はもちろんたくさんあります。

ですが、今症状がなくても、将来的に金属アレルギーが出ることはあり得るのです。

歯科金属を避けるためには、金属をなるべく使用しないというのが1番確実な方法です。

例えば、小さい虫歯なら保険の白い樹脂(プラスチック)で治療を行い、保険の樹脂で補えない部分は金属の代わりに体に無害なセラミックやハイブリットを使う、入れ歯も金属を使用しない物にするなど方法はあります。

 

歯科金属アレルギーがあるかどうかは、皮膚科でパッチテストを受けることで調べることができるので、気になる方は1度調べてみてはいかがでしょうか。

診断結果をもとに治療方法を先生にご相談頂いても大丈夫ですし、

その他不安なことなどありましたら、お気軽にご相談くださいね。

 

次回は当院の詰め物や被せ物の種類や特徴をご紹介したいと思います。

 

 

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ホワイトニングについて

こんにちは。

板橋ステーション歯科の歯科衛生士の鎌込です。

 

今回はホワイトニングについてお話したいと思います。

歯のホワイトニングとは、歯に薬剤を塗布し反応させて科学的に歯を白くしていく処置のことです。

普段よくお茶やコーヒーを飲んだり、喫煙されてる方は歯の表面が着色してきます。

その場合は、歯の表面をクリーニングして着色を落とすことができます。

しかし、クリーニングを行っても取れないない歯の内在性の着色や、元々の歯の黄色味が気になるような方はホワイトニングを検討してみてはいかがでしょうか?

 

ホワイトニングをすることで、自分の歯を白くすることができます。

しかし、ホワイトニングで白くできるのはご自身の歯のみです。

例えば、被せ物の歯であったり、むし歯を削ってプラスチックの詰め物を詰めている部分などは白くなりません。

したがって、ホワイトニングをすることで自分の歯が白くなり、逆に昔詰めていたプラスチックや被せ物が黄色くみえて目立ってしまうことがあります。

ホワイトニングをする前に事前にご相談ください。

ホワイトニングには大きくわけて2つの種類があります。

歯科医院で行うオフィスホワイトニングとご自宅で行ってもらうホームホワイトニングの2種類です。

 

 

*ホームホワイトニング*

 

ホームホワイトニングとはご自宅でできるホワイトニングです。

歯科医院で型取りをして専用のマウスピースを作成し、ホワイトニングジェルを入れて、12時間ほど装着し、歯を白くしていく方法です。

「歯を白くしたいが歯科医院に通うのは苦手」という方にはホームホワイトニングがお勧めです。

ホームホワイトニングはご自身のペースで進めることができます。

そして、色戻りがしにくいことが特徴です。

しかし、ホワイトニングの効果が現れるまでは少し時間がかかるのですぐ白くしたい方にはオフィスホワイトニングのほうがお勧めです。

 

ホームホワイトニングはまずカウンセリングをして型取りを行います。

そして、次に来院されたときにホームホワイトニング専用のマウスピースとホワイトニングジェルをお渡しします。

その後、ご自宅でホームホワイトニングを開始していただきます。

当院では、27500円で行うことができます。

 

*オフィスホワイトニング*

 

オフィスホワイトニングは歯科医院で行うホワイトニングです。

ご自宅で行うホームホワイトニングより漂白力の強い薬剤を使用して歯を外側から白くします。

1回の施術で効果が得られやすいです。

しかし、個人差がありますので何回か行う必要がある方もいらっしゃいます。

ただし、歯を外側から白くするオフィスホワイトニングはホームホワイトニングに比べて色戻りがしやすいです。

オフィスホワイトニングは歯科医院に来院していただき歯肉を保護してホワイトニングジェルを塗布していきます。

だいたい、1回60分ぐらいの時間で行うことができます。

当院では、22000円で行うことができます。

 

 

*デュアルホワイトニング*

 

歯を内側からホワイトニングするホームホワイトニングと、歯を外側から白くするオフィスホワイトニングの2種類を同時に行うのがデュアルホワイトニングです。

ホームホワイトニングのいいところとオフィスホワイトニングのいいところをとるので即効性があり長続きしやすいです。

 

ホワイトニング後は歯がしみたり、歯肉が熱を持ったり、痛んだりすることがありますが、ほとんどの場合は一時的なものです。

 

そして、ホワイトニング後は、効果が持続しやすいようにきちんとメンテナンスをしましょう。

歯みがきをしっかりと行い、喫煙、紅茶、コーヒー、赤ワイン等は、なるべく控えることが白さを保つポイントです。

ホワイトニング効果は永遠に続くものではありません。白さを保つために定期的に来院し、ホワイトニングやプロフェッショナルクリーニングを受けることをお勧めします。

 

*ウォーキングブリーチ*

歯の神経が壊死したり虫歯の治療で神経を取った歯は、歯の色が徐々に暗くなり、やがて茶色や黒色に変色してしまいます。

一般的なホワイトニングでは効果が発揮されないと言われています。

そんな歯でも白くできるのがウォーキングブリーチです。

歯は内側から神経、象牙質、エナメル質の順番で構成されています。

歯の表面にあるエナメル質はほぼ半透明です。

歯の色には、その内側にある象牙質の色が反映されます。

歯の神経がなくなるとエナメル質と象牙質の間に存在する象牙細管に物質が入り込みやすくなるからといわれています。

また、神経を失うことで歯自体の代謝が行われなくなるからともいわれております。

 

ウォーキングブリーチは無髄歯である対象の歯の内側に専用の薬剤を入れて行います。

薬剤を入れる処置を行った後、歯の色の変化をみるために1週間前後、時間をおきます。

それを何回か行って、歯が白くなったのを確認した後、歯の内部の薬剤を除去し、最終的に蓋をして終了です。

歯が白くなるまで当院では15500円で何度でも行うことができます。

 

 

この機会にご自身にあったホワイトニングを検討してみてはいかがでしょうか?

いつでもお気軽にご相談くださいね。

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子どもの虫歯予防

こんにちは。

板橋ステーション歯科の大竹です。

 

今回は、子どもの虫歯についてお話させてください。

 

皆さんは子どもの頃、歯医者さんに行くのが「憂鬱」だったり、歯医者さんで「怖い」と思ったことはありませんか?

子どもの頃に感じた恐怖心や嫌な気持ちは時間が経って大人になってもトラウマとして残ってしまう事があります。

 

つい、子どもの頃に味わった辛い経験から歯医者さんを敬遠してしまい、痛みを放置して虫歯が大きくなってしまって大変な思いをしたという方もいるのではないでしょうか。

 

お子さんにとって、虫歯治療は大人以上に辛い経験になってしまうことが多いです。

また、子どもの頃に虫歯になると、大人になってからも虫歯のリスクが高まると言われています。

 

子どもの虫歯の特徴

子どもの歯(乳歯)は大人の歯(永久歯)に比べてとても柔らかくて、

そのため乳歯は虫歯になりやすく、また虫歯の進行スピードも速いと言われています。

それだけではなく、乳歯はとても小さく、歯の中を走る神経との距離が短いため、虫歯が神経まで達しやすいです。

つまり、乳歯は虫歯になると永久歯に比べて短い時間で虫歯が広がって神経まで達してしまうので痛みが出やすいのです。

 

しっかり噛んで唾液を分泌させる

実は唾液は虫歯リスクを減らしてくれる効果があります。

おせんべいやガムをモグモグとよく噛むことで唾液がたくさん分泌されます。

この唾液がお口の中の汚れをきれいに洗い流してくれると言われています。

普段からしっかり噛む習慣を身につけて、虫歯になりにくいお口の中の環境作りを心掛けてあげてください。

 

虫歯になりにくい賢いおやつの取り方!!!

お子さんが大好きなおやつですが、おやつの取り方を少し工夫するだけで格段に虫歯になりにくくなります。

まず、テレビやゲームをしながらダラダラと長い時間をかけておやつを食べる事を控えましょう。

おやつが長時間お口の中に入っている事で虫歯のリスクは上がってしまいます。

おやつを食べたら必ず歯磨きをして、お口の中に虫歯菌が発生しないようにしてあげましょう。

また、おやつの選び方にもコツがあります。

キシリトールなどの代用甘味料を使用したガムやタブレット、歯科推奨のチョコレートをお勧めします。

代用甘味料を使ったお菓子は糖を含まないため、虫歯になりにくいです。

最近は歯に優しいお菓子がたくさん流通していますので、そういったお菓子を選んであげると虫歯のリスクは格段に減らす事ができます。

ただ、キシリトールは取りすぎるとお腹が緩くなる場合がありますので必ずお菓子に書いてある用量をチェックしていただき適量を守るようにしましょう。

 

以上が子供の虫歯の特徴です。

いかがでしたか?皆様の日々の子育てに役立ていただけますと幸いです。

次回は引き続き子供の虫歯予防についてお話しさせていただきますね。

 

当院では、お子さんの虫歯治療に加え、虫歯のチェック、予防、クリーニング、ブラッシング指導など、随時受け付けておりますのでお電話かメールでお問い合わせください。

また、その他ご不明な点がございましたらお気軽にご連絡くださいませ。

板橋駅直結の歯医者【板橋ステーション歯科】土日も診療

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